新幹線対北陸二空港

 JR西日本によると、3月14日の延伸開業から3カ月を迎えた北陸新幹線、上越妙高―糸魚川間の乗車率は47%だそうです。

 47%、と言うと一件苦戦しているように見えますが、利用者数自体は、3月13日まで主要ルートだった上越新幹線と在来線特急の乗り継ぎに比べて3倍以上になっています。乗車率47%にしても、もともと40%あれば採算がとれる路線であると言うことで、十分な数字なのだそうです。

 一方あおりを受けているのが航空路線。羽田空港と小松空港、富山きときと空港を結ぶ路線は、利用者数が約三割減少。今の所航空会社は飛行機を小型化するなどして便数を維持しているようですが、これ以上減れば撤退に追い込まれかねない事態です。

 限られたパイを陸と空で奪い合っている状態ですね。金沢への観光客数そのものが増えないと、いずれどちらかが撤退という事になりそうです。今の所、金沢市の中心から車で40分かかる小松空港が交通の便の悪さもあって苦戦。と言って、新幹線も今は目新しさもあって選ばれていますが、将来的には判りません。

ホンダジェット量産機初飛行

 本田技研工業(ホンダ)の28日発表によると、同社が開発したビジネスジェット機「ホンダジェット」の量産1号機がアメリカで初飛行に成功したとそうです。
 ホンダジェットは7人乗りで、価格は450万ドル(約4億5000万円)。すでにアメリカなどで100機以上を受注しており、2015年に納入を始める予定です。

 ホンダは、1962年(昭和37年)に創業者の本田宗一郎が航空機事業への参入を宣言。1993年(平成5年)に他社製エンジンを搭載した小型実験機MH02の飛行に成功。ホンダは、その後、エンジンを含めすべて自社製のビジネスジェット機「ホンダジェット」を開発。2003年(平成15年)12月にアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンズボロのピードモント・トライアド国際空港にて初飛行を行い、一般発表されました。量産機は2009年初旬に初飛行、2010年末にデリバリー開始を予定していましたが、開発が当初の予定より遅れていました。

 本田宗一郎は航空機へのあこがれが強く、ホンダのオートバイのエンブレムであるウイングマークは、「いつかは空へ羽ばたきたい」という願いを込めて採用されたものだそうです。その創業者の夢が、いよいよ実現しようとしています。

細川護煕氏、大学学園長を辞任

 元首相の細川護煕氏(76)が、体調不良を理由に東北芸術工科大学(山形市)と姉妹校である京都造形芸術大学(京都市)の学園長を辞任する意向だそうです。

 細川護煕氏は肥後熊本藩主だった肥後細川家の第18代当主で、上智大学法学部卒業後、朝日新聞社記者を経て第9回参議院議員通常選挙に全国区から立候補し初当選。1983年に熊本県知事に転身、2期8年努めた後に日本新党を結成第40回衆議院議員総選挙で躍進し、自民党と共産党を除く政党による連立政権で首相となりました。しかし、1年保たずに退陣に追い込まれ、連立政権は崩壊。日本新党も解党し、細川は新進党に合流するも、これもまもなく解党。1998年には還暦となったことを区切りに政界を引退しました。

 引退後は主に陶芸家、茶人として活動し、2011年に東北芸術工科大学と京都造形芸術大学の初代学園長に就任。経営には参画せず、学生を対象とした陶芸に関する講義などを行っていました。その後2014年に、反原発を掲げて東京都知事選挙に立候補するも、当選した舛添要一氏の得票数211万票の半分にも届かず落選しています。

富岡製糸場、世界文化遺産への登録を勧告

 群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関に世界文化遺産への登録を勧告されました。

 富岡製糸場は明治5(1872)年に、産業の近代化を急ぐ明治政府が西欧から最新技術を導入して、群馬県富岡に設立された日本初の本格的な器械製糸工場です。養蚕技術を独自に改良して大量生産を実現、日本のみならず世界の絹産業の発展に貢献しました。が現存しており、敷地全体が国指定の史跡、初期の建造物群が重要文化財に指定されています。
 昭和62年まで現役の製糸場として稼働。操業停止後も所有する片倉工業(東京)が「貸さない・売らない・壊さない」の社訓を定めて保全に努めた結果、和洋折衷の様式で建てられた木骨れんが造りの繰糸所、繭倉庫などなどが、開業当時の状態でほぼ完全に残されています。

 事前審査をするユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)は26日に公表した勧告で、「富岡製糸場と関連資産は、日本が近代工業化世界に仲間入りする鍵となった」と、保存状態の良さと共に高く評価しています。

 登録勧告から一夜明けた27日は大型連休最初の日曜日と重なった事もあり、過去最多となる4972人が訪れるなど、地元は文化遺産フィーバに沸いています。

小保方氏、反論会見

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子ユニットリーダー(30)は9日、STAP(スタップ)細胞の論文問題が発生して以降初めて公の場に姿を現し、大阪市内のホテルで記者会見しました。

 小保方氏は会見の冒頭、「私の不勉強、不注意、未熟さゆえに多くの疑念を生みました」と謝罪。ネイチャーの論文の核心部分に改ざんと捏造があったとした理研調査委員会の最終報告については、「実験は確実に行われており、悪意をもってこの論文を仕上げたわけではない」と反論しました。

 小保方氏は「STAP細胞は200回以上作製に成功しており、真実です」と訴え、調査委が「実験ノートが3年で2冊しかなく、どんな実験だったかを追跡できなかった」と指摘した点に関しては、「調査委に提出したのは2冊だが、実際にはもっと存在する」と説明しました。改ざんにあたると判断された遺伝子データ画像の切り貼りについては、画像の加工は認めたものの、「切り貼りしてもしなくても、データから得られる結論が変わらない」と改ざんを否定しています。

 200回以上制作に成功しているのに、追試の成功例が無いのは何故か?。制作過程に余程職人芸が要求されるのかもしれませんが、そうであれば、外部の専門家に立ち会って貰い、実際にSTAP細胞を作成してみせるのが一番の近道と思われます。STAP細胞の存在さえ証明できれば、論文問題は悪意の無いミス、本人の未熟さで済むでしょうが、出来なければ捏造です。