ジカ熱、米大陸全域に拡大の恐れ

 世界保健機関(WHO)の24日に発表した声明によると、妊婦が感染すると胎児に深刻な先天異常を引き起こす恐れが指摘されているジカ熱が、カナダとチリ以外の南北米大陸全域に広がる見通しだそうです。

 ジカ熱はジカウィルスへの感染によって発症する病気で、蚊によって媒介されます。ただ、感染しても通常はインフルエンザのような症状が出るだけで、短期間で回復します。しかし、妊婦が感染した場合、因果関係は不明ですが、胎児に頭部が異常に小さくなる小頭症という病気をもたらす可能性が指摘されています。

 WHOの声明によると、このウイルスは南北米大陸の55か国・地域のうち21ですでに存在しており、媒介するネッタイシマカは南北米大陸のカナダとチリを除く全域に生息していると言う事です。

 ブラジルで感染が急増しているのですよね、確か。リオ・オリンピックまで200日を切っているというのに、アメリカなど一部の国の政府は特に妊娠中の女性に対し、同域への渡航を自粛するよう勧告を出していて、ブラジルにとっては頭の痛い話です。

日本初のH5N8型

 農林水産省の17日発表によると、熊本県多良木町で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、死んだ鶏から採取したウイルスを解析した結果、今年に入って韓国で大流行した「H5N8型」と判明したそうです。

 日本では初めて確認されました。同省家きん疾病小委員会委員長の伊藤寿啓・鳥取大教授は「韓国から渡り鳥などによって持ち込まれた可能性が出てきた」と指摘しています。

 韓国農林畜産食品部は今年1月17日、全羅北道高敞(コチャン)郡のアヒル農場において高病原性鳥インフルエンザの発生を確認したと発表。検査の結果、ウイルスは高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)であることが判明。封じ込めを図った韓国政府でしたが、アヒル、カモに続きニワトリでも高病原性鳥インフルエンザが発病し感染地域も南北に広大。3月末までに約1200万羽を殺処分するほどの大流行となっていました。ただし、人への感染は報告されていません。

 日本では多良木町の養鶏場で発生、殺処分した鶏計11万2000羽の埋却と、鶏舎の消毒などの防疫措置を16日に完了し、今の所新たな感染報告はありません。