サムスン、有機ELテレビへの投資中断

 韓国のサムスン電子は有機ELテレビについて、専用パネルの量産ラインを2014年中に設置する計画を中止するなど、投資を中断するそうです。

 サムスンは忠清南道・湯井の工場に小規模のテレビ用有機ELパネル生産ラインをつくり、2013年6月に有機ELテレビを韓国やアメリカ市場に投入しましたが、高価格がネックとなって販売が伸びませんでした。なにしろ、55型で150万円というのですから当然でしょう。世界的に景気が低迷している状態で、100万円を超えるテレビに需要があるとは思えません。おまけに消費電力が大きいとも聞きました、400~500Wだとか。本来有機ELは、理論的には低消費電力なのですが。

 有機ELディスプレイは液晶やプラズマディスプレイなどに代わる次候補の薄型ディスプレイとして期待されていましたが、大型化・低価格化が難しく、ソニーが2010年に国内市場から撤退。東芝とパナソニックの共同出資会社も携帯電話向け小型有機ELパネルの量産を延期していました。